FinCEN BOI (実質所有者情報)の報告義務化
このたび、米国連邦政府は、2024年1月1日より米国企業への情報開示を強化する。FinCEN(フィンセン)米国財務省内の金融犯罪取締ネットワーク部局により、企業犯罪を防止・抑制する観点から、米国内で事業登録している企業に対して、実質所有者情報(BOI-Beneficial Ownership Information)の報告を、義務付けたのだ。報告対象となる企業は、大企業や特殊業種を除く、米国内に事業登録した企業の全てとなっている。FinCEN特設ウェブサイトにて、期限までに入力登録をしない場合、最高$10,000罰金等が科される。多くの米国進出日系企業は、これらの対応が必要となってくる。今回はその概要を説明する。